火葬のみの直葬とは?特徴、デメリットについて

直葬について説明をいたします。

火葬のみの直葬について

直葬とはどんな葬儀なのか?一般的な葬儀との違いについてご説明いたします。

一般的な葬儀の流れについて

お通夜を行い、翌日に告別式、ご火葬をする流れになります。

一般的な葬儀は、式場にお寺の住職様や宗教者の先生がお越しになります。お通夜と翌日に告別式を行ます。式場入口を入ると受付がありご参列者の皆様はご記帳をします。受付でご香典を出されたりいたします。式場には祭壇があり、故人がご安置されています。遺影写真が飾られ、祭壇の周りにはご供花が供えられています。そのような式場でお通夜と告別式が行われます。故人を偲んで食事をとるお清めという風習があります。告別式後に葬儀式場で故人と最後のお別れとお花入れの儀を行います。お別れの後に喪主が挨拶をして、霊柩車とバスで最寄りの火葬場に行きご火葬となります。ご遺骨となり収骨容器にご家族で収めて式場にバスで戻り、精進落としという食事の席になります。これが一般的な葬儀の流れです。今は家族葬が主流なので一般的な葬儀のご参加の人数は20名様程度が多いです。

直葬の流れについて

お通夜、告別式はしないでご火葬をする流れになります。

火葬のみをする直葬は、お通夜と告別式をしません。そのことから式場がありません。祭壇や受付、御供花などもありません。食事なども基本的にはしません。最後の火葬だけをしてお亡くなりになられた方とお別れをするものです。住職様や宗教者の先生は火葬当日に来られる場合もあります。10分程度のお経を頂くことはあります。ご供花は飾れませんが最後のお別れが炉前で出来ます。そこでお花やご愛用品などが納められます。お別れの時間は5分程度と一般的な葬儀からすると短いです。食事は基本火葬場ではできないです。東京23区の民間火葬場は火葬時間が50分と短いので直葬の場合は食事をしている時間がとれません。遺影写真などは一般的な葬儀の大きな写真とは違い小さなスナップ写真をご家族様がお持ちになるケースも多いです。この直葬の場合の参加される方の人数は10名様未満が多いです。これが火葬のみの直葬になります。

一日葬の流れについて

お通夜、告別式とご火葬をする流れになります。

最初にご説明をいたしましたお通夜と告別式もありますが、告別式だけを行う一日葬というものが今は多くの方が選ばれます。一日葬の次に直葬を選ばれる方が多いです。直葬と違い一日葬は告別式だけお寺のご住職様などに来ていただき式場でお勤めをしていただく儀式です。祭壇や受付などはありますが食事などはしないケースも多いです。

直葬の特徴とは

火葬のみをする直葬の特徴についてご説明をいたします。

お葬式をしない。

従来のお葬式はお通夜を行い、翌日に告別式を行いご火葬となります。お通夜、告別式を行わずに最後のご火葬のみをおこなうことを直葬といいます。

最後のお別れは5分程度。

町屋斎場の炉前ホール

火葬場の炉前ホールが最後のお別れ、面会となります。火葬場は葬儀式場ではないことからゆっくりお別れをすることはできません。お別れ時間は5分程度になります。その5分間でお亡くなりになられた方に言葉をかけたり、お棺にお花やご愛用品を納めてお別れをしていただきます。5分が経過したからといってすぐに終了することはありませんが、後に他の方のご火葬もありますのでご協力をお願いいたします。

費用がおさえられる。

直葬は火葬のみをすることから、一般なお葬式と違い祭壇、受付、食事、式場などの費用は不要となります。そのことから葬儀費用が一番抑えられる送り方となります。注意をしなければならないことは直葬であっても葬儀社によっては50万円以上費用が必要となる葬儀社もあります。

参列者人数は10名様未満が理想。

火葬のみの直葬を行う場合は、皆様は火葬日の指定時刻に火葬場に集合となります。火葬場には大勢の方がお待ちいただく場所や十分な駐車場はありません。そのことから直葬をされる場合は10名様以内の直葬が理想です。

直葬を選ぶ理由とは

お亡くなり火葬のみの直葬を選ばれる方は、東京では五人におひとりと言われています。火葬のみの直葬が求められる理由をご説明いたします。

ご高齢で参列者がいない。

日本は高齢化社会になり、お亡くなりになられた方のご兄弟、知人友人などがいない場合は通常のお通夜、告別式をしてあげても参列される方がいないことが理由としてあります。また、ご兄弟やご友人がいらっしゃてもご高齢で参列できないことで火葬のみが選ばれています。お亡くなりになられた方が100歳近い年齢であるとその子どもである喪主にあたる方も70代になることが多いです。喪主様にとっても細かな一般的な葬儀の心身の負担は大きいものです。

費用をおさえたい。

火葬のみの直葬はお通夜と告別式を行う葬儀、家族葬に比べて直葬は宗教儀式を行うことがないので祭壇、御供花、バス、受付、食事、お礼品、式場などが不要となることで大きく費用が抑えられることで直葬が選ばれております。経済的にあまり余裕がない方や葬儀宗教儀式にこだわりがない方などが選ばれます。その直葬費用も葬儀社により違いがあります。高い葬儀社では50万円を超えます。費用を抑えようと直葬を選んでも葬儀社選びで間違えると安い葬儀社とは30万円以上の差額が発生します。葬儀社選びは慎重に行う必要があります。

生前のご遺志により。

今の時代は生前に自分の幕引きをお考えになり、ご家族に話されることもあります。「祭壇はいらないよ。」「火葬のみがいい。」「家族だけで送ってください。」と火葬のみを選ばれる方が多いです。実際に弊社への事前相談でも直葬を希望される相談は多いです。あるケースではご夫婦で二人暮らしのご高齢の方から相談です。お子様はいないご家庭の相談です。体調を崩されている方からの連絡で、「先はあまり長くないと思われます。もしもの時は妻から連絡が行きますので平均的な直葬内容でお願いしたい」というケースが多いです。弊社では「なるべく奥様にご負担のかからないようにさせていただきます。」「ご希望があれば奥様にお伝えしておいてください。」とお答えいたしました。数ある葬儀の中から弊社を選んでいただけることはビジネスや利益という考えを超えて有難いことです。生前のご遺志により直葬は選ばれています。

心身ともに負担が少ない。

お通夜と告別式を行う一般的な葬儀とは違い、直葬は身内のみで行うため参列者への挨拶や気配りが少なくて済みます。決めることや準備をすることもすくないために心身へのご負担が少なくて済みます。昭和の時代では自宅でお葬式をすることがありました。近所の方が自宅にお手伝いに来られ葬儀で出す煮物やてんぷらを台所で作ります。また、受付も町内会の方がお手伝いをしてくれました。昭和の時代はご参列の方もご近所様、町内会、会社関係など多くの方がご参列をする時代です。お坊さんが自宅に来てお通夜や告別式の時に調理していただいた食事を出してお亡くなりになられた方を偲んでご自宅で食事をしました。今の時代と違い大きな自宅が多く。マンションも少ない時代です。その時代はご近所付き合いも深く情も深い良い時代です。ただ、喪主様やご家族様の心労は大きいものだったと思います。この時代はよっぽどの事情がない限りは火葬のみの直葬ということはなかったと思われます。今では時代が変わり地域のお付き合い家族構成、寺院との関係も変わりました。そして葬儀の形も変わりました。家族に負担のかからないように旅立ちたい。家族だけで最低限のものでいい。という家族への心身的な配慮もあり直葬が選ばれます。

近い方のみでお別れができる。

直葬でお送りする場合は近い方のみのご参列になります。最後のお別れもお亡くなりになられた方らしく送ってあげることができます。お別れ時間に制限はありますが気配りをせずに送ることが可能です。火葬場でのお別れは声をかけたり、お花を入れたりご家族で可能です。ご家族様がお亡くなりになると会社関係やご近所様にお亡くなりになったことをお伝えするのが基本的な考えです。「どこで葬儀はされるのでしょうか」と大体聞かれることが多いです。「近いご家族のみで火葬のみの直葬送ってあげようと思っております。」とおつたえする場合もあります。ご家族様によっては「火葬のみの直葬」という言葉をご近所様に伝えることに抵抗がある方もいらしゃいます。その場合は「近いご家族のみで家族葬で送ってあげようと思っております。」とお伝えする場合もあります。それ以上は、ご近所様や会社関係の方から聞かれることはないとおもいます。きちんとお伝えしておけばご家族のみで直葬ができます。火葬場は葬儀式場ではないのであまり多くの方が火葬場集合してお別れをすることができません。お通夜や告別式をしなくてもおせわになった方に面会を希望であれば別の場所を設けてしなければなりません。

お骨にして田舎で骨葬をする。

東京で一人暮らしの方がお亡くなりになることがあります。ご家族様は地方に在住していてお見舞いに行く中で亡くなる時が近いと感じることもあります。病院の先生より先が長くないことを伝えられることもあります。東京で一人暮らしの方がお亡くなりになられた場合には、お通夜と告別式を都内ですることは多くはありません。お亡くなりになられた方の生活や人間関係を把握できないこともあります。どなたに声をかければいいのかわからない。地方のご家族様や親戚様は東京の慣れない土地でお通夜や告別式を行うことは大変なことです。また、地方のご家族様にも生活があり、葬儀までの期間を長く東京にいることは難しく火葬のみの直葬が理想の形となります。もし、田舎に菩提寺があるのであればお骨を田舎に持ち帰り菩提寺にて骨葬をされる方が多いです。

直葬のデメリット

火葬のみの直葬をした場合によいことばかりではありません。デメリットを含めてお決めになることをお勧めします。

ご家族の理解が難しい。

ご家族がお亡くなり、喪主様を含めて家族の皆様と打合せをすることがあります。喪主様は火葬のみを希望されても他のご家族様から同意がもらえないケースもあります。「火葬だけでは寂しすぎる」という声もあります。ご予算の関係などで火葬のみを希望されることもありますが、そのような場合は結論を急がずにご家族様でご相談をされることが望ましいです。お亡くなりになられた方も安心してくれません。無理に火葬のみをしてしまうとご家族様の関係が悪くなります。

ご親戚の理解が難しい。

東京での直葬は一般的に認知をされていますが、地方の皆様にとってはまだあまり身近なものではないです。特にお亡くなりになられたご兄弟の皆様からすると火葬のみという形には色々なご意見もある場合があります。理想はお亡くなりになられる前に、親戚様やお亡くなりになられるご兄弟の皆様には火葬のみの直葬を相談することが大切です。様々な理由によりお通夜と告別式の形が無理もあります。火葬のみを選択しなければいけない状況もあります。火葬のみに親戚様が来られる場合はできる限りのことをすることが大切です。例えばお花を用意して皆さんでお棺に納める。炉前でのお経をお寺の住職にきていただき行う。火葬後に食事をする。お礼品をお渡しする。などをして直葬であったとしてもなるべく一般的な葬儀の形式に近づけることでご納得いただける場合もあります。

菩提寺の理解が難しい。

菩提寺とはご先祖様が納まっているお墓がお寺にあること。そのお墓にお亡くなりになられた方も入ることを希望される場合のお話になります。菩提寺様が求められる想いはお通夜と告別式をしっかり行いたい。しっかりご供養して戒名を授けたい想いがあります。火葬のみをしてご納骨をすることは本来菩提寺の想いには沿わない形です。しかし、様々な事情により火葬のみを選ばなくてはいけない場合もあります。菩提寺様とのトラブルを防ぐためには、事前にお寺のご住職様に相談をすることです。直葬後にしっかりとお経やご納骨の手順が踏めるのであれば直葬への理解をいただける菩提寺も多くあります。トラブルになると納骨を断れることも聞きます。しっかり手順を踏めばほとんどの方は直葬が可能です。弊社では打合せ時に菩提寺様にもご一緒に相談させていただきます。

お別れの時間が短い。

東京23区での直葬のお別れは火葬前にお棺の蓋を開けて火葬炉前ホールで5分程度のお別れになります。同じホール内では他の家族の方もお別れをしています。5分間という時間が短いと感じる方もいます。5分経ったらすぐ終わりというわけではありませんのでご安心ください。皆様が直葬の場合どのようなお別れをしているかと棺の蓋を開けて、最後の面会となります。声をおかけください。燃えるものですが生前のご愛用品を棺に納めていただけます。お花を入れることもできます。お別れは5分程度ですが問題ない方の方が多いのが現実です。

知人や友人がお別れできない。

火葬場には大勢の方が集合できる待合場所や駐車場がありません。そのようことを考慮すると10名様以内の直葬が一般的です。ご友人や知人の皆様が参列することは難しくなりお別れができないケースもあります。ご火葬をされる前に別の場所で皆様がお別れができるように配慮することが大切です。福井葬儀社では中野区のグリーンホールにご安置することで皆様に面会お別れをしていただく場面を持つことが可能です。

ご香典がいただけない。

ご友人や知人など生前にお付き合いがあった方をお呼びする葬儀ではご参列者の皆様がご香典をお持ちになり、そのお金が葬儀費用に充てられる場合も多くありますが直葬の場合は身内だけですので大きく香典は集まらない傾向になります。

なぜ福井葬儀社の直葬は安いのか?

福井葬儀社は都内で最安値の葬儀社であり、正直な葬儀社です。総額費用でも安く皆様に火葬のみの直葬をご案内することができます。安い直葬ができる理由についてご説明をいたします。

どこの火葬場を利用するのか?

福井葬儀社では民間火葬場の空き状況を24時間手配、受付いたします。東京23区にお住いの皆様の7割の方は民間の火葬場を利用いたします。民間であればどこの火葬場を利用しても問題はありません。火葬場について説明をいたします。

お葬式をしない考え方

お葬式をしないことによっておこる問題点はあるのでしょうか。大切な方がお亡くなりになると「なぜお葬式をするのか」。日本のお葬式儀式は9割の方が仏式で行われています。

直葬の疑問点

直葬とは火葬のみのよくある疑問を集めてみました。お電話でもお答えいたします。

直葬のトラブル

東京ではお亡くなりになられた方の5人にお一人が直葬をにて旅立ちます。しかし、まだ身近ではないことや簡略的なことからトラブルもあります。ここではトラブルの紹介と対応についてご案内いたします。

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